変化はスパイラル!

2021年5月12日

今回は「私の変化」シリーズのなんちゃって編集後記です。
少々言い訳のようなブログになってしまいますが、お許しください。

螺旋階段(小)

HPをオープンさせてから1年以上経ちますが、
アレクサンダーテクニークを学び始めてからの
私自身の具体的な変化について、なかなかブログに書けずにいました。

理由は主に2つです。

1.変化や気づきが細かくたくさんあり過ぎて、
どこを取り上げたらいいか分からない。

2.変化にはいつも続きがあって
「変わりました、解決、めでたし!」
とならないため、
やはりどこを抜き出して伝えたらいいか迷ってしまう。

 

「自分のクセ=習慣と、どうおつき合いしていくか」
アレクサンダーテクニークの大きなテーマの1つです。
(ここで言う「習慣」は、身体の使い方のみではなく、
思考、捉え方のパターンも含まれます。
もちろん自分が望んでいない習慣のことです!)

 

でも人間にとって「習慣」って、
なかなか一筋縄ではいかんもんなんです。
大きな気づきを得て「もう大丈夫、習慣を手放せた!」
と思っても、しばらくすると、また似たようなところでつまづいたりします。

「ルールの引っ越し」の例で言うと
「となり町に引っ越した」と思っていた「あいつ」に、
買い物していたらバッタリ出会ってしまったよ・・
みたいなことが度々起きるんです。
(「自分ルールの引っ越し」 参照)

そのたびに「ああ、自分はまだ進歩していなかったんだ」
とガッカリします。
(本当は自分で気づけるようになった分は、成長しているんですけどね)

それでも気を取り直して、コツコツワークを続けていくと、
「あいつ」とのつき合い方も、
そして「あいつ」の姿も、少しずつ変わっていきます。  

螺旋階段(小)

このワークにおける変化・成長は
直線・前進コースではなく、
らせん階段みたいなものなんじゃないかなと私は思っています。

同じようなところをグルグル回りながらも、階段を少しずつ登っていくと、
全く進歩していないわけじゃなかったことに
だんだん気づいていくのですが、
ずっとずっと「つづきのある物語り」
「サクセスストーリー」のように人に紹介するのって、やっぱりとても難しいです。

そこをムリヤリ「私はこの問題を克服しました!」
と言い切ってしまうのは、
ねつ造になってしまうし、不誠実だなぁと思い、手つかずになっていました。

 

そんなわけで、今回「私の変化シリーズ」として取り上げたエピソードは、
「解決した・克服した」ではなく、
「”変化に気づいた”という事実」を中心に書いてみました。

少しでもご参考になることがあれば、うれしいです。

・  ・  ・

モデレーターとして海外からいらしていたドロシア・マゴネット先生は、
「自分のクセに敬意を払ってみましょう」と仰っていました。

「自分のクセに気づいた時、
”自分が悪いんだ!”と責めてしまうこと自体が、
あなたのパターン(クセ・習慣)なんだよ」

そのクセをどう迎え入れて、ワークするか、一緒にどんなダンスをするかを考えてみると
新しい可能性が見つかるよ
そう仰っていました。

 

「あいつ=根深い私の習慣」に再会した時も、
見なかったことにせず、
やっつけようとせずに、

今の自分は、今の「あいつ(わたし)」と
どんなつき合い方が出来るかな?

そんなことを考えながら、
私は日々学んでいます。

教師となっても、決して「免許皆伝」というわけではなく、
人間としての学びはずっと続いています。

「自分とのつき合い方」を学んでみたい方、
レッスンでは共に学び、
新しい可能性を一緒に見つけていきましょう♪

 

みじかい葉っぱの罫線(うす緑S)みじかい葉っぱの罫線(うす緑S)みじかい葉っぱの罫線(うす緑S)

<私の変化シリーズ>
・第1弾→ わたしの肩幅!
・第2弾→ 自分ルールの引っ越し
・第3弾→ 家族から見た「変化」