2021年11月6日
たとえば「新しい環境や職場での生活がスタートした」みたいな時、
人って、最初は全体を「漠然~」と見ているものだ。
ハプニングが起きていても
気づかないことが多い。
それは単純に、
細かい事情を「知らない」からだ。
そして、
細かい業務や注意点を知っていくたびに
いつの間にか自分を、
架空の「小さい部屋」に入れてしまっていることがある。
情報が細かく複雑になっていくにつれて
どんどん小さい「のれん」をくぐって行き、
どんどん小さい部屋に入って行く・・。
真面目で責任感の強い人に限って
この傾向にあると思う。
自分の心身の「余白」をなくしながら
「わかりました!
スムーズに進むようにがんばります!
間違えないように気をつけます!」
と、ちっちゃ~い部屋で言っているイメージ。
私にもこの傾向があるから、よ~く分かる。
“がんばりまーす!”
“気をつけまーす!”
こんな時こそ、
事情を知らなかった時の「自分の在り方」を思い出してみよう。
細かく入り組んだ業務を教わっている時も、
「小さいのれん」をくぐらない。
「大きい部屋」にいるままで話を聞く。
注意点やリスクを聞いている時も、
実際にその業務を行っている時も、
「漠然~」と見ていた時の
自分の内外のスペースを思い出そう。
知らないこと、気づかないことの強みを思い出そう。
・ ・ ・
内実を知ることで
自分がどんどん不自由になってしまうことってよくある。
だけど、知ることで不自由になるのは
もしかしたら、
「知った」という事実そのものではなく、
「大きい視点、大まかな注意の向け方」が、
薄らいでいくからなのかもしれない。
そんな時は、自分を追い詰めず、
シンプルに
「小さい部屋には入らない」
「大きい部屋を思い出そう」
と決めること、呼びかけることが、
「心の自由」を守ることの助けになるんじゃないだろうか?
そもそも「知るほど不自由になる」なんて、
そんな人生、つまんない!
自分の人生のハンドルは、
自分で握りたいものね(^O^)/