「選べる空間」もある。(小さなワーク)

2020年4月21日

「空間」には、選べない空間と、選べる空間があります。
あんまり選べない空間は、物理的な空間。
選べる空間は、「意識の空間」です。

「家にいましょう」ということで、
物理的に制約のある空間に、私たちは今います。
家族全員が家にいる時間が多くなると、
物理的な空間は、さらに狭まるかもしれませんね。

みんながウィル・スミスの家みたいに
広ければいいですけど、
なかなかそういうわけにはいかないですもんね。

でも物理的に狭い空間にいる時、
自分自身のスペースを、さらに狭めていないでしょうか?
本当は、お部屋が狭いからといって、
自分の身を縮こませる必要はないですよね。


ここで、エーイって自分をストレッチするのを
ちょっと待ってみて下さい。
大急ぎで何かを変えようとしなくて大丈夫です。

風船がひとつ。

まず、まるっと自分全体があることを考えてみて下さい。
まるごと全部の自分が、
この空間の中で座ってる、あるいは立っていること。

頭と首と胴体と、手足があること。

それらの全~部が、有機的につながりながら、
全部の骨と骨の間に、スペースがあること。

全部の骨の中にも、スペースがあること。

細胞の一つ一つにも、スペースがあること。

を考えてみて下さい。

風船がふたつ。


首周りも柔らかくていいよね、

頭の中の空間ってどれぐらいあるかな?
目の奥、鼻の奥、口の中にもスペースがあったね。

胸周りも柔らかくていいよね。
背中も長くて広くて、結構厚みがあるよね。

脇の下にも、空間があっていいよね。

お腹周り、お尻周りも
柔らかく広がってっていいよね。

股関節、ひざ、足首にだって
スペースがあるよね。

どの関節も、いつでも動きたい時に動けるよね。
空気も血液も、自分の中を行ったり来たりしてるよね。

風船がみっつ。

さらに、自分の外側の空間も考えてみよう。

自分の頭の上にも空間がある。

自分の後ろにも、自分の横にも、

もちろん自分の前にも、空間がある。

あの人と、自分の間も実はスペースがあったよね。


今、自分がいる部屋全体のスペースのことも
思い出してみましょっか?

そして、たまたま壁や天井で仕切られてるけど、
その外側にも、

たくさん空間があったことを、
床の下にも、しっかり空間があったことを
思い出してみて下さい。

遠くの風船。

注意の向け方と、自分の使い方は
密接な関係にあります。
自分をどう捉えているか?や、
空間をどう捉えているか?が、
自分の使い方にすごく影響しているんです。

コツは自分をチェックしないこと。
「そういえば、スペースあったよね?」って
気楽に声をかけてあげるぐらいがちょうどいいと思います。

いっぱい時間をとらなくてもいいんで、
何かの合間にちょこちょこ思い出してみて下さい。
慣れれば、何かをやりながらでも
思い出せるようになります。


そんじゃあ、自分の内側にも
外側にもたくさんスペースがあるなかで、
豆苗みたいにビヨーンて伸びてみて!

いつものストレッチと違う何かに
気がつくかもしれませんね♪