2020年4月21日
「空間」には、選べない空間と、選べる空間があります。
あんまり選べない空間は、物理的な空間。
選べる空間は、「意識の空間」です。
「家にいましょう」ということで、
物理的に制約のある空間に、私たちは今います。
家族全員が家にいる時間が多くなると、
物理的な空間は、さらに狭まるかもしれませんね。
みんながウィル・スミスの家みたいに
広ければいいですけど、
なかなかそういうわけにはいかないですもんね。
でも物理的に狭い空間にいる時、
自分自身のスペースを、さらに狭めていないでしょうか?
本当は、お部屋が狭いからといって、
自分の身を縮こませる必要はないですよね。
ここで、エーイって自分をストレッチするのを
ちょっと待ってみて下さい。
大急ぎで何かを変えようとしなくて大丈夫です。
![風船がひとつ。](https://alexander-kuma.com/wp-content/uploads/2020/04/FUSEN-1.jpg)
まず、まるっと自分全体があることを考えてみて下さい。
まるごと全部の自分が、
この空間の中で座ってる、あるいは立っていること。
頭と首と胴体と、手足があること。
それらの全~部が、有機的につながりながら、
全部の骨と骨の間に、スペースがあること。
全部の骨の中にも、スペースがあること。
細胞の一つ一つにも、スペースがあること。
を考えてみて下さい。
![風船がふたつ。](https://alexander-kuma.com/wp-content/uploads/2020/04/FUSEN-2.jpg)
首周りも柔らかくていいよね、
頭の中の空間ってどれぐらいあるかな?
目の奥、鼻の奥、口の中にもスペースがあったね。
胸周りも柔らかくていいよね。
背中も長くて広くて、結構厚みがあるよね。
脇の下にも、空間があっていいよね。
お腹周り、お尻周りも
柔らかく広がってっていいよね。
股関節、ひざ、足首にだって
スペースがあるよね。
どの関節も、いつでも動きたい時に動けるよね。
空気も血液も、自分の中を行ったり来たりしてるよね。
![風船がみっつ。](https://alexander-kuma.com/wp-content/uploads/2020/04/FUSEN-3.jpg)
さらに、自分の外側の空間も考えてみよう。
自分の頭の上にも空間がある。
自分の後ろにも、自分の横にも、
もちろん自分の前にも、空間がある。
あの人と、自分の間も実はスペースがあったよね。
今、自分がいる部屋全体のスペースのことも
思い出してみましょっか?
そして、たまたま壁や天井で仕切られてるけど、
その外側にも、
たくさん空間があったことを、
床の下にも、しっかり空間があったことを
思い出してみて下さい。
![遠くの風船。](https://alexander-kuma.com/wp-content/uploads/2020/04/FUSEN-3.jpg)
注意の向け方と、自分の使い方は
密接な関係にあります。
自分をどう捉えているか?や、
空間をどう捉えているか?が、
自分の使い方にすごく影響しているんです。
コツは自分をチェックしないこと。
「そういえば、スペースあったよね?」って
気楽に声をかけてあげるぐらいがちょうどいいと思います。
いっぱい時間をとらなくてもいいんで、
何かの合間にちょこちょこ思い出してみて下さい。
慣れれば、何かをやりながらでも
思い出せるようになります。
そんじゃあ、自分の内側にも
外側にもたくさんスペースがあるなかで、
豆苗みたいにビヨーンて伸びてみて!
いつものストレッチと違う何かに
気がつくかもしれませんね♪