注意のバランス

2020年11月28日

風見鶏

 

今回は、人間関係とアレクサンダーテクニーク(前編)補足です。

なんと当時書いたメモが出てきたのです!
(物持ちがいい!)

そこには、
・「Aさんの表情を読み取る」ということをしなくなってきた気がする。
・そして、声が聞こえるようになって来た

と書いてありました!

すっっかり忘れていたのですが、
当時Aさんは、私に何か指示を出す時に、
私の方を見ないで声をかけることが多かったのです。
接客業だったので、お客さんの方を見ていたってことですね。

さらに指示が早口気味で声も小さめだったので、
よけい聞き取りづらく、それも私の悩みのひとつでした。

でも、上記のブログのように、

・首は固めなくてよかったよね?

・広ーく見よう

「方向づけ(Direction)」を自分に送り続けていたら、
いつの間にか、Aさんの声もキャッチ出来るようになっていったのでした。
(その効果を狙ってやっていたわけではないのですが。)

 

「がんばって聞き取ろう」としている時は、
注意がどこか1箇所に過剰に集中していることが多いと思います。

同時に首周り、肩周り、脇の下なんかも、ギュっと今必要じゃない固めが起きていると思います。

過集中を脱して、
広い空間に注意を向けられるようになると、
今まで入って来にくかった情報が
スッと入りやすくなって来た、なんてことがあるかもしれません。

 

「注意力散漫」なんて言い方もあって、
注意が広がるのはよくないみたいな捉え方もあるかもしれませんが、

・1点集中も
・全体への注意の広がりも
・そして、その中間も

「選べるよ」ってことを知っておくと
役に立つかもしれません。

どっちがいい、悪いではなく
私たちは注意のバランス、グラデーションを、行ったり来たり出来るよってことなんですよね♪

1点凝視 どっちにも行ける 全体に広く

風見鶏

今までのお話

人間関係とアレクサンダーテクニーク(前編)
人間関係とアレクサンダーテクニーク(後編)