2022年8月17日
高齢者向けデイサービスで働いている私の、最近の密かなマイブームは、
「いかに”言葉以外”で、現場に貢献するか」です。
具体的に何かを言ったり、したリしなくても、
私を含め、その場にいる人たち全員の
「その人本来の生命力」が引き出し合えたらいいなぁと思っているんです。
その空間にいるだけで、
お互いがよりよく影響し合えるような雰囲気作りですね。
現場にいる時、私は
「どんな”居方”をしたら、そういう雰囲気を作れるかなぁ?」
なんて考えて、色々実験しているんです。
そんな私の、アレクサンダーテクニーク的な取り組みをひとつご紹介しますね。
それは、
「自分の背中が、部屋全体の壁紙と同化する」
というような注意の向け方をしてみる、というものです。
部屋をぐる~っと取り囲んでいるカベ&壁紙。
部屋の四方の壁紙に、
自分の背中がびよ~んと柔らかく混ざって行くイメージ。
背中を壁につけてみるとやりやすいかも。
視線は部屋全体が見えている状態がいいですね。
そして自分が部屋のどこかへ動いても
「こう見えて、実はわたしの背中は壁紙のように広くて、柔軟な存在なんだぜ」
というような注意の向け方をするんです(笑)
伝わるかな?
最近のマイブームは「自分の背中が、この部屋の四方の壁紙と同化し、なんなら天井とも同化している」という注意の向け方の試みでござ~る🐵
久々のこのタグ😆#完璧じゃないアレクサンダーテクニーク教師のつぶやき
— 熊谷志おり🦑「びびり」が相棒のアレクサンダーテクニーク教師🍀 (@kumarin_at) June 22, 2022
何かをドタバタ準備している時も
利用者さんに接している時も
この注意の向け方をちょいちょい思い出すようにします。
例えば、
利用者さんが理不尽な怒りや訴え、
時にはゴリ押し的な表現をこちらに向けた時、
言葉や理屈で説得しようとしても
うまくいかないことって多いですよね?
そんな時、この「背中と壁紙」のワークを「説得の代わり」に試してみてください。
出来れば1回だけじゃなくて、
現場にいる間ちょいちょい試してみてください。
そして、自分や周りの人のことを
眺める感じで観察してみてくだい。
面白い発見があるかもしれませんよ!
次回は、試した私にどんなことが起きたか?
そしてこのワークの解説を書きたいと思います。
その間、みなさんは、
だまされたと思って是非やってみてね~(^O^)/