チェアワークでやっていること。

2020年夏に行われたワークショップに向けてのエッセイを
書き直してみました。
(元記事はこちら→ 「小さい橋」から渡るわけ。)
レッスンのご参考にしていただけますと幸いです。

イス

 

 アレクサンダーテクニークの個人レッスンの代表的なスタイルのひとつに、
「チェアワーク」というものがあります。
これは文字通り、イスから立ったり座ったりするワークなのですが、
決して正しい「立ち方」・「座り方」を学ぶわけではないのです。

ごくごく日常的な動作の中で「自分の使い方を見直し、選ぶ」ということを何度も繰り返す、
これがチェアワークでやっていることです。

私なりに言い換えてみると、
「どの瞬間でも、どんな状況でも、自分のよりよい使い方は選べるんですよ」という
教師からの提案、ということになると思います。

たとえば・・
「今、こういうことが起きていますよ」
「こういう使い方はどうでしょう?」
「こういう見方もありますよ?」
「今、これは必要かな?」
などなど・・。

 

もうひとつ、とても大事なことは、
これらのプロセスは、
私たちに生来備わっている仕組み、
プライマリーコントロールを通じて行われることです。

 

アレクサンダーテクニークのレッスンでは、教師とともに
頭-首-背中(胴体)と、全体の連携・統合システムである、
プライマリーコントロールに働きかけながら、
あなたのやりたいこと・活動までの「橋わたし」をします。

チェアワークの中で、
「立つ」というやりたいことや、「座る」というやりたいことに向かって、
よりよい自分の使い方を教師と共に選んでいくプロセスは、
「小さい橋わたし」のつみ重ねとも言えると思います。
    ↓  ↓

・チェアワークで「小さい橋」を何度も渡ることで、
渡る時の自分のパターン、癖にも気づけるようになっていきます。

・さらに、新しい選択肢が見出せるようにもなり、
「大きい橋」を渡ることがだんだん容易になっていきます。

意識的にプライマリーコントロールを使いながら
「小さい橋」をたくさん渡った経
験が、自分の強い味方になってくれるのです!

イス

 

人前で話をする、歌を歌う、楽器を演奏する、
何か道具を使う、介護をする、スポーツをする・・

どんな活動であっても、
あなたに備わっているプライマリーコントロールが
あなたをサポートしてくれるようになるでしょう。

なぜならプライマリーコントロールは、
もともと誰にでも備わっている、
言わば「自前のインフラ」だから。

あなたに備わっている強い味方を、
目覚めさせ、育てること。
それがチェアワークでやっていることなのです。

 

長めの葉っぱの罫線(うす緑S)
★こちらもご参照下さい!
「ハンズオンワーク」(手で伝える技術) について。
「て」は「ていあん」の手。

 

 

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